HPE Networking Comwareスイッチシリーズ5720は、中～大規模エンタープライズネットワーク向けの24/40ポート1G/2.5G/5G/10GBASE-Tおよび32/48ポート10G SFP+接続オプションを提供しており、高密度で柔軟なネットワークの構築に役立ちます。
最大1001.7Mppsのパケット転送レート、および最大2240Gbpsのスイッチング容量を提供します。
最大9216バイトのフレームサイズのジャンボフレームがサポートされており、大容量データ転送のパフォーマンスが向上します。
ルーティング環境で同じコストのリンクを複数利用できるようにしてリンクの冗長性を高めて帯域幅を拡大する、Equal-Cost Multipath機能をサポートしています。

HPE Networking Comwareスイッチシリーズ 5720では、Intelligent Resilient Framework (IFR) を使用して最大9個の物理スイッチを1つの論理デバイスに仮想化できるため、よりシンプルかつアジャイルでフラットなネットワークの構築が可能になります。
DRNI (IEEE標準ベースソリューション) によって、複数のスイッチからリンクアグリゲーションが可能となり、デバイスレベルのリンクバックアップを実装してノードの冗長性を確保します。また、DRNIは2台の物理デバイスを1台の論理デバイスに仮想化してネットワークトポロジを簡素化します。
冗長性のあるホットスワップ対応デュアル電源装置が、動的で可用性の高いネットワークを維持します。
Virtual Extensible LAN (VXLAN) とEthernet VPN (EVPN) により、既存ネットワークへの統合がより柔軟に行えるようになり、基盤となるネットワークを再設計することなく拡張性を向上させるとともに、セキュリティを強化して攻撃を回避し、特にスパイン/リーフアーキテクチャーにおけるパフォーマンスを向上させることができます。

HPE Networking Comwareスイッチシリーズ5720は、運用、管理、メンテナンス (OAM) とインサービスソフトウェアアップグレード (ISSU) をサポートしており、事業継続性を確保しつつ管理性を向上させます。
レイヤー2とレイヤー3の情報に基づく複数のマッチング基準を使用してトラフィックをグループ化する、高度な分類子ベースのQoSをサポートするとともに、ポート、VLAN、またはスイッチ全体の特定のトラフィックに優先度設定やレート制限などのQoSポリシーを適用します。
厳格な優先順位 (SP) キューイング、Weighted Round Robin (WRR)、SP+WRRによる広範なトラフィックの優先度判定を提供します。
ブロードキャスト制御、およびブロードキャストのトラフィックレート制限により、不要なネットワークトラフィックを削減できます。

HPE Networking Comwareスイッチシリーズ5720は、AAA認証 (RADIUS認証を含む) とユーザーID (ユーザーアカウント、IPアドレス、MACアドレス、VLAN、ポート番号など) の動的または静的バインドをサポートしています。
802.1XやMAC認証および暗号化などの手法がサポートされており、デバイスのセキュリティとポリシー主導のアプリケーション認証が強化されます。ユーザー単位のアクセス制御リスト (ACL) により、ID主導のセキュリティおよびアクセス制御を実現できます。
動的なARP保護と不正なホストからのブロードキャストをブロックするARP検出やARPパケット妥当性確認などの機能により、ネットワークデータのイーブスドロップや盗難を防ぎます。
HPE Intelligent Management Center (IMC) による一元管理が可能です。包括的な構成、コンプライアンス、ポリシー管理を維持し、エンドツーエンドのネットワーク可視化と一貫したネットワークエクスペリエンスを実現できます。
オーケストレーション、アンダーレイおよびオーバーレイ自動サービスプロビジョニング、一元管理、テレメトリを使用したAIネットワークヘルス監視、障害検出と解決をサポートするビジュアルダッシュボードの機能を提供する、HPE IMC Orchestrator and Analyzerをサポートしています。